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NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第30話のあらすじ

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第30話のあらすじは以下の通りです。

第30話「全成の確率 」

 

建仁3年(1203年)3月、義時の弟・時連が名前を「時房」と改名します。蹴鞠の時に床下に転がった毬を取ろうとして、平知康が呪詛の木人形に気づきます。折しも、頼家は急病で寝込んでいました。比企能員は、頼家に呪詛の木人形を見せ、「突然の病気の原因はこれだ」と告げます。頼家は怒りに震えますが、叔父の全成の仕業とは信じられません。大江広元は、義時に全成が疑われていることを教え、時政が関与しているのではないかと心配します。義時は全成の家へ行き、問いただしますが、全成も実衣も否定します。義時は、頼家から呼び出されても決して認めてはいけないと忠告します。

 

しかし、先手を打った比企能員は、頼家に命じられたと言って館を改め、呪詛の道具を押収します。詮議にかけられても口を割らない全成は、監禁部屋で手荒な扱いを受けます。義時は、「ご自分のやったことが分かっているのですか?」と時政に詰め寄ります。時政は責任を感じ、名乗り出て全成を許してもらおうと考えました。義時は、「それこそ比企の思うつぼ」と制し、畠山重忠と考えた作戦を語ります。戦支度を整え、比企が攻めてくれば応じる構えを見せます。他の御家人たちは、戦や比企の勝利を望まないだろうと考え、北条が声をかければ、御家人たちは仲裁の立場をとるに違いないと話します。

 

実衣は、政子にかくまってもらいます。義時は、「全成殿の次に捕らえられるのはお前だ」と言って、三浦義村和田義盛に声をかけます。多くの御家人に声をかけて、仲裁してもらおうとしたのでした。頼家の側近たちが、実衣を引き渡すよう政子の部屋にやって来ますが、小競り合いの末、諦めて帰っていきます。また、頼家のもとに全成の助命嘆願の申し状が届き、話し合いとなります。頼家は、政子に免じて実衣の罪は問わず、全成は常陸流罪とします。

 

ある日、宿老たちは御家人たちの所領の配分について、評議をしていました。頼家の所領分配のやり方に、御家人たちから不服の声が上がっていました。比企能員が頼家に御家人の不満を伝えると、頼家は比企が手本を示して、比企の所領を分け与えるよう言います。比企能員は怒り、常陸の全成に会いに行きます。そして、頼家が実衣をひどく疑っていて、身が危ういと嘘を言い、「守ってあげなさい」と呪詛の道具を渡します。全成は悩みますが、呪詛の道具に手を出してしまいます。事はすぐに発覚し、能員は「全成の謀反だ」と騒ぎ立てたため、頼家は全成を死罪に処したのでした。

 

頼家が意識不明の重体になる中、義時は、讒訴や死罪の連鎖を止めるには、比企能員と対決するしかないと覚悟を決めます。義時は、能員と話し合いの場を持ちます。義時が「今、最も鎌倉殿に死んでほしいのは、あなたです。意のままにならない鎌倉殿に、もはや用はない」と比企の腹のうちを見抜きます。すると能員は、自分が推す一幡が鎌倉殿になれば、武士の頂点に立てるから、力を貸さないかと打診します。義時は、話を断り、頼家の名前を呼びます。実は、比企の魂胆を聞かせようと、頼家をひそかに招いていたのです。しかし、このとき頼家は意識不明に陥って、話し合いの場に来ることができませんでした。

 

このエピソードでは、頼家の急病と全成の呪詛疑惑、そして比企能員との対立が描かれています。頼家の病状と全成の運命、そして義時と比企能員の対決が、今後の鎌倉幕府の運命を左右する重要な局面となります。