映画とドラマに沼る主婦

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「雲が描いた月明り」の登場人物、1人目はイ・ヨン

「雲が描いた月明り」の登場人物、1人目はイ・ヨンです。

 

「雲が描いた月明り」に登場するイ・ヨンは、実在の人物であるひょみょんせじゃ(ヒョミョンセジャ)をモデルにしています。ひょみょんせじゃは1809年に生まれ、23代朝鮮国王すんじゅ(スンジョ)の長男として知られています。

 

幼少期から聡明で、わずか3歳でせじゃに任命されました。8歳でソンギュンガンに入学し、10歳で名門のプンヤンジョしの娘と結婚しました。彼は父の病状が悪化したため、18歳で代理聴政を始め、政治の実務を学びました。

 

ひょみょんせじゃは、アンドンキムシが権力を独占していた時代に、プンヤンジョしの力を借りてバランスを取ろうとしました。彼はアンドンキムシを排除するのではなく、両者が牽制し合うことで政治の安定を図りました。しかし、彼は1830年にわずか21歳で急死し、その死因には毒殺説も囁かれています。

 

ドラマ「雲が描いた月明り」では、パク・ボゴムがイ・ヨンを演じ、その魅力を存分に引き出しました。ドラマの中でのイ・ヨンは、聡明でありながらもイタズラ好きな一面を持ち、ホン・ラオン(キム・ユジョン)とのロマンスが描かれています。史実とは異なり、ドラマでは彼の生母がキム氏ではなく中殿パク氏として描かれ、結婚もまだしていない設定です。

 

このドラマは、ひょみょんせじゃの存在を現代に蘇らせ、多くの視聴者にその魅力を伝えました。もし彼が長生きしていたら、朝鮮王朝の歴史は大きく変わっていたかもしれません。

 

イ・ヨンのキャラクターは、歴史的な背景とフィクションが巧みに織り交ぜられ、視聴者に深い印象を与えました。彼の早すぎる死が悔やまれる一方で、ドラマを通じてその存在が再評価されることとなりました。