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歴史ドラマおすすめ 第12作目は?『上陽賦~運命の王妃~』

 

歴史ドラマおすすめ 第12作目は?『上陽賦~運命の王妃~』

『上陽賦~運命の王妃~』は、中国歴史フィクションの真髄を体現する一大傑作です。原作は寐語者の人気小説『帝王業』であり、その映像化にあたり製作費約170億円、製作期間に4年をかけた壮大なプロジェクトとなりました。中国の架空の古代王朝を舞台に、激動の時代を背景にした重厚な人間ドラマと権力闘争が繰り広げられます。

 

物語の中心にいるのは、皇帝一族の血を引き、上陽郡主の名を授かった士族の娘・王儇(チャン・ツィイー)と、一介の兵士から将軍、そして王爵にまで登り詰めた蕭綦(ジョウ・イーウェイ)です。二人は運命に翻弄されながらも、生死を共にし、国に忠誠を誓い、民を救うために幾多の困難に立ち向かっていきます。

 

王儇を演じるチャン・ツィイーは、『初恋のきた道』で映画界に華々しく登場して以来、国際的な舞台でも名を馳せた中国を代表する女優です。その彼女が初の連続ドラマに挑む姿は、まさにこの作品のハイライトの一つと言えるでしょう。彼女の演技には、繊細さと強さが同居し、王儇という女性が持つ内面の葛藤と成長を見事に表現しています。

 

一方で、蕭綦を演じるジョウ・イーウェイもまた、彼のキャリアにおいて最も印象的な役柄を作り上げました。寒門出身ながらも知略と武勇に長け、軍の指導者としてのカリスマ性を持ち合わせた蕭綦は、戦場では無敵の将軍であり、同時に王儇に対しては一途な愛を捧げる男です。この二人の掛け合いは、ドラマ全体を通じて観る者の心を揺さぶり、引き込んでいくことでしょう。

 

『上陽賦~運命の王妃~』は、権力闘争の渦中にありながらも、愛と忠誠を貫く二人の姿を描いた壮大な歴史ロマンです。その中には、友情、裏切り、そして儚さが散りばめられ、時代劇ファンならば一度見始めたら目が離せなくなること間違いありません。この作品は、ただの歴史ドラマではなく、深い人間ドラマと時代の波に抗う者たちの物語を描いた、まさに“今見るべきドラマ”です。

 

ぜひお楽しみください!