映画とドラマに沼る主婦

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連続テレビ小説「カーネーション」の第21話のあらすじは

連続テレビ小説カーネーション」の第21話のあらすじは以下の通りです。

第4週「誇り」花言葉の花「アマリリス

第21話は、糸子の成長と家族の絆が描かれる感動的なエピソードです。これまでの話を通して、糸子が夢に向かって奮闘する姿が強く印象に残りますが、この回では特に、彼女の家族との関係が深く掘り下げられています。

前回、奈津と中村はるたろう(なかむらはるたろう)の関係に危惧を感じた糸子が、奈津に忠告しようとして喧嘩に発展してしまった場面は、糸子の正義感と幼馴染みを想う優しさが垣間見える瞬間でした。だんじり祭りという岸和田の伝統行事が舞台になり、糸子の心が晴れると共に物語に勢いがつきます。岸和田のだんじり祭りは、地元の誇りであり、その熱気が糸子にもエネルギーを与えているのが感じられます。

その後、糸子がミシンを買ってもらえるという希望を抱いて善作に報告するシーンで、父親の機嫌を損ねてしまい、ミシンの夢が一瞬にして崩れる場面は、夢を追う中での苦悩を象徴しています。善作が糸子に対して厳しく接するのは、家計の事情や時代背景を反映しており、1930年代の不況の影響が家族にも重くのしかかっているのです。当時の日本では、経済の停滞や家族の役割に対する期待が強く、特に女性が新しいことに挑戦するには多くの障害がありました。そんな中、糸子は強い意志を持ち続け、再び前を向く姿に心を動かされます。

特に感動的なのは、パッチ屋の大将・桝谷(ますたに)が善作に向かって糸子を称賛する場面です。「もし糸子が自分の娘なら商売を任せているだろう」とまで言い切る桝谷の言葉は、糸子の才能と将来性をしっかり見抜いている証拠です。この瞬間、糸子がただ夢を追いかけているだけではなく、周囲からもその努力や才能が認められ始めていることが明らかになります。そして、それを聞いた善作も少しずつ変わり始め、父親としての彼の成長も感じられます。

翌日、善作は糸子に山ほどの仕事を課した後、木之元電気店に案内し、再び心斎橋のミシン教室へ向かわせます。このシーンでは、善作が一歩踏み出して、糸子の夢を応援しようとする姿勢が強調されています。善作の不器用ながらも娘を思う気持ちが、彼の口ごもりながらも何かを伝えようとする姿に現れています。この親子の絆が物語の核心を成し、次の展開への期待を高めます。

カーネーション」第21話は、家族愛と夢の追求が交差するエピソードであり、糸子がどのように困難を乗り越えていくのか、ますます目が離せません。