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連続テレビ小説「カーネーション」の第81話のあらすじは

連続テレビ小説カーネーション」の第81話のあらすじは以下の通りです。

第15週「愛する力」「ベニバナ」

第81話の『カーネーション』では、戦後の日本が徐々に復興の兆しを見せ、糸子とその家族が前向きに進んでいく姿が描かれます。昭和20年12月、八重子念願のパーマ機がついに安岡家に到着し、糸子と共に新たなスタートを切ります。このシーンでは、戦後の困難な時代にもかかわらず、糸子と八重子が女性の美やおしゃれ心を大切にし、前進する決意を固める姿が強調されています。

パーマ機に反対する玉枝の意見に耳を貸さず、自分の道を歩む八重子の強さも、戦後の女性の自立と成長を象徴しています。これまでの伝統的な価値観に縛られず、新しい時代に向かって進んでいく彼女たちの姿は、視聴者にとっても共感できる部分が多いはずです。

年の瀬が近づく中、闇市に正月飾りや料理の食材が並び始め、戦後の混乱期にも関わらず、人々が日常を取り戻そうとする様子が描かれます。大晦日に放送された『紅白音楽試合』では、優子と直子が元気に『リンゴの歌』を歌い、家族の中に明るさと活気が戻ってくる様子が描写されています。糸子が「来年はもっといい年になりますように」と祈るシーンは、戦争の影響から少しずつ立ち直り、新たな希望に向かう日本社会の象徴でもあります。

昭和21年2月になると、オハラ洋装店は再び繁盛し始めます。生地が依然として軍需品の払い下げで限られているにもかかわらず、客足が増えていく様子は、糸子が戦後の新しい時代に合わせた商売を成功させていることを示しています。この時代背景を考慮すると、戦後の経済が少しずつ回復し、人々が再びおしゃれを楽しむ余裕を取り戻していることが感じられます。

そんな中、糸子は家事と仕事の両立に奮闘しながらも、成長した優子と直子の騒がしさに手を焼きます。彼女が子供たちを家から追い出すシーンは、戦後の忙しい日常を生き抜く母親としてのリアルな姿が描かれており、視聴者にとっても共感できるポイントです。

物語の後半では、勝と同じ部隊にいた男性が小原家を訪れ、勝が最も大切にしていた家族写真を手渡します。このシーンは、戦争で失った大切な人との絆を再確認し、過去を乗り越えるための象徴的な場面です。糸子が、勝の浮気を許し、その証拠となる写真を火鉢で燃やすシーンは、彼女が過去の重荷から解放され、新たな一歩を踏み出そうとする決意を感じさせます。

第81話は、戦後の混乱から少しずつ立ち直りつつある糸子とその家族の姿が描かれており、新しい時代に向かう彼女たちの奮闘が強く心に残ります。糸子の成長と、未来に向けた希望が詰まったエピソードであり、次回の展開にますます期待が高まります。