映画とドラマに沼る主婦

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連続テレビ小説「カーネーション」の第23話のあらすじは

連続テレビ小説カーネーション」の第23話のあらすじは以下の通りです。

第4週「誇り」花言葉の花「アマリリス

第23話は、主人公・糸子が新たなステップを踏み出す姿が描かれた、心に響くエピソードです。洋裁を学ぶ機会を得た糸子が、自信を持って自分を表現する方法を根岸先生(ねぎし)から教わり、その過程で少しずつ成長していく姿が感動的です。

今回のエピソードでは、根岸が糸子に「洋服を着て胸を張って歩くことが自分の使命だ」と諭すシーンが印象的です。糸子は心斎橋の街中で、人々の視線を気にしてうつむいてしまいますが、根岸はそれを叱責せず、優しく導きます。糸子が恥ずかしがって「カーネーション」と答えたとき、根岸は「恥ずかしがって咲かないカーネーションはない」と語り、糸子に自信を持たせようとします。この「カーネーション」は、まさに物語の象徴であり、糸子自身が人生の舞台で堂々と咲き誇るように、というメッセージが込められています。

この物語の舞台である大正時代は、日本が西洋文化を急速に取り入れ、洋服が広まり始めた時期です。特に、女性が洋服を着ることは当時としてはまだ新しく、伝統的な価値観との摩擦もありました。それでも糸子は、洋裁に対する情熱を持ち続け、少しずつその才能を開花させていきます。根岸の指導によって、ただ洋服を作るだけでなく、洋服を通じて自分を表現すること、そしてそれが人々に与える影響についても学び始める姿が描かれています。

高級パーラーでのシーンでは、根岸が「本当にいい洋服は着る人に品格と誇りを与え、夢と希望を与える」と語る言葉が糸子の心に深く刻まれます。この言葉は、単なる服作りを超えて、ファッションが持つ力を象徴しています。洋服を通じて夢を叶えること、そしてその夢が他者にも影響を与えることを、糸子はこの瞬間に強く感じたのではないでしょうか。

一方で、奈津とは別の女性を連れたはるたろうが登場し、再び物語に波乱を呼び込みます。はるたろうを睨みつける糸子の姿からは、強い意志と怒りが感じられ、彼女がただ洋服作りだけでなく、自分自身の感情や人間関係に対しても向き合っていることが伝わってきます。

また、家に帰ってからの千代(ちよ)や祖母とのやり取りも温かく描かれています。千代が初めて作ったとんかつが揚がり過ぎてしまうという微笑ましい場面や、祖母が代わりに差し出したイワシ料理が好評だったことで、祖母の機嫌が直る様子は、家族の絆を感じさせます。糸子だけでなく、家族全員が彼女の夢を支え、共に歩んでいることが伝わってきます。

第23話は、糸子の自信が少しずつ芽生え始める重要なエピソードです。彼女の成長を見守りながら、次の展開に期待が膨らみます。