『水曜日が消えた』は、中村倫也さんが主演する映画で、幼少期の交通事故により曜日ごとに異なる7つの人格に入れ替わるという不思議な物語が展開されます。この感動的な作品のロケ地は、福島県いわき市と茨城県水戸市が主に使われました。
いわき市は、ニュータウンとして知られるエリアが映画の中で活用されました。このエリアは、先進的でゆとりある景観が広がり、映画内で主人公が歩く丘や“水曜日”が消えたことに気づいた緑道などが描かれた場面があります。吉野耕平監督は、この地域が物語の背景を表現するのに適していると語っています。また、医療系の大学が近隣にあることから、映画の中で医療関係者が住むイメージを取り入れています。
2. 水戸市立西部図書館
水戸市では、映画の中で主人公が初めて訪れる場所として印象的なロケ地が使われました。水戸市立西部図書館は、円形ドーム型の建築空間で、曲線的な本棚が特徴の広々とした図書館です。映画内で主人公が中央から図書館全体を見渡すシーンは、その広さと新しい場所への期待感を伝えています。吉野監督は、開かれた場所でありながら映画のロケ地として注目を集めた理由を語っています。
『水曜日が消えた』の感動的な物語と舞台となったいわき市・水戸市の美しい風景は、映画を観た後に訪れる価値があります。中村倫也さんの素晴らしい演技とともに、ロケ地訪れる楽しみもぜひ味わってください。