映画とドラマに沼る主婦

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大河ドラマ「太平記」のころに書かれた書物は?

鎌倉時代から室町時代にかけて、多くの武士物語や軍記物語が書かれました。以下にいくつか代表的な作品を紹介します。

 

1. 将門記:

平将門の伯父である平国香や源護との争い(935年)から死去までを、合戦の記録としての年代記に記述しながら、英雄的な人物像を描く軍記物語の先駆け的存在です。

 

2. 陸奥話記:

1051年から1062年の前九年の役についての物語で、乱の鎮定の記録に加えて口承説話も取り入れています。後の軍記物語の性質の原型となりました。

 

3. 平家物語:

治承・寿永の乱における平家一門の運命を描いた物語で、日本古典文学の中でも有名です。英雄叙事詩的な性格を持つ優れた中世文学とされています。

 

4. 太平記:

南北朝争乱の時代を描いた40巻になる大部の作品です。楠木正成を代表とする武家社会らしい儒教的価値観を含み、社会の下克上の様相も映し出しています。

 

これらの物語は、日本の歴史的な転換期や武士の生き様を通じて、当時の文化や価値観を伝えています。