映画とドラマに沼る主婦

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大河ドラマ『花の乱』 足利義政とはどんな人物?

足利義政は、室町時代中期から戦国時代初期にかけての室町幕府8征夷大将軍で、1449年から1473年までその地位にありました。彼は政治的な能力には欠けていたとされ、応仁の乱の原因となった無能な将軍として知られていますが、一方で文化人としての側面も持ち合わせていました。

 

義政は、政治に無関心であったとされ、その政治的な決断の不在が応仁の乱を引き起こす一因となりました。しかし、将軍を引退した後は、京都の東山に山荘を建て、そこで多くの文化人と交流を深め、芸術や趣味を楽しみながら余生を過ごしました。この時期に義政が支援した文化は「東山文化」と呼ばれ、能や狂言茶の湯水墨画、書院造りなど、現在の日本文化に大きな影響を与えるものでした。

 

また、義政は銀閣寺の建立者としても知られており、銀閣寺は彼の東山山荘が原型となっています。銀閣寺は、質素で落ち着いた雰囲気が特徴で、世界遺産にも指定されている京都の文化財の一つです。

 

政治よりも文化に重きを置いた義政の生涯は、その後の日本の文化発展に大きな足跡を残しました。応仁の乱の原因となった政治的な失敗はありましたが、文化人としての彼の功績は高く評価されています。