映画とドラマに沼る主婦

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NHK大河ドラマ『功名が辻』 原作は?

 

 

司馬遼太郎の原作小説「功名が辻」は、戦国時代を舞台にした長編歴史小説です。196310月から19651月にかけて地方紙に連載された作品で、山内一豊とその妻・千代を中心に描いています。

 

物語は、山内一豊が「ぼろぼろ伊右衛門」と呼ばれる貧しい武士から始まります。彼は織田信長の家臣として働きながら、賢く美しい妻・千代の支えを受けて出世の道を歩みます。一豊は千代の励ましを受けて、功名を目指して駈け上がり、最終的には土佐一国の大名になります。

 

この物語は、一豊と千代の夫婦愛、そして彼らが経験する合戦や政治的な葛藤を通じて、信長、秀吉、家康といった天下人たちとの関わりを描いています。また、千代の母が法秀院という設定になっており、千代自身が縫った小袖のエピソードなども盛り込まれている点が特徴的です。

 

司馬遼太郎は、この作品を通じて、戦国時代の動乱の中で生きる人々の苦悩と出世、そして家族の絆を描き出しています。一豊と千代の物語は、単なる歴史小説を超えて、人間ドラマとしての深みを持って読者に語りかける作品となっています。