このエピソードでは、久寿2年(1155年)7月23日に近衛帝が崩御し、17歳の若さでこの世を去ります。美福門院は悲しみに暮れ、朝廷内では次の帝位を巡って議論が巻き起こります。最有力候補は崇徳院の第一皇子、重仁親王ですが、鳥羽法皇は自分が崇徳院を虐げた報いではないかと落胆しています。
清盛は、鳥羽法皇と崇徳院の間の溝を埋めるために奔走します。一方、雅仁親王は美濃青墓で白拍子の乙前と出会い、彼女の歌声に心を動かされます。そして、雅仁親王が新たな帝として即位することになります。
このエピソードは、政治的な動きと個人的な感情が絡み合う複雑な状況を描いており、歴史ドラマの深みを感じさせる内容となっています。