NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第３５話のあらすじは以下の通りです。
第３５話「義昭、迷いの中で」
元亀２年（１５７１年）、織田信長は比叡山焼き討ちを決行し、多くの僧侶が犠牲になりました。明智光秀は信長の命令に従わず、女子供を逃がすよう部下に命じていましたが、京では冷酷非情な鬼として嫌われ、家族にも非難の目が向けられるようになります。市に出かけた光秀の次女・たまが光秀の娘として糾弾され怪我を負い、光秀は自分の行いを謝ります。
一方、将軍・足利義昭は、叡山焼き討ちによる多くの犠牲に嘆き、この戦を止められなかった摂津晴門を責め立てます。義昭は信長を危険視し、信長の失脚を狙う摂津と意見が一致し、大和の国で信長配下の松永久秀と戦っている義昭の婿である筒井順慶の戦に援軍を出すことを決めます。松永と筒井の代理戦争によって、信長を幕府の敵と諸大名に認識させようとしたのです。
光秀は、筒井順慶を堺の今井宗久宅に誘い、松永久秀と引き合わせることに成功し、久秀は光秀の心意気を買って、筒井との戦を一時中断すると決定します。信長から和議の報告を受けた信長は、義昭の要請通りに筒井の援軍に向かわなければならなかったと、和議を喜びます。しかし、信長と義昭の間には齟齬が生まれ始めていました。
