映画とドラマに沼る主婦

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連続テレビ小説「カーネーション」の第36話のあらすじは

連続テレビ小説カーネーション」の第36話のあらすじは以下の通りです。

第6週「乙女の真心」花言葉の花「コスモス」

第36話では、糸子が自らの頑固さと意地を反省し、新たな決意を胸に抱く姿が描かれています。前話で、糸子はサエの要求に反発し、試作品のイブニングドレスを売ることを拒否しました。その結果、上客であるサエを怒らせ、糸子は店の大将から厳しく叱責されます。このシーンで、糸子がただの反抗心や若さゆえの気まぐれでなく、職人としての誇りを持ちながらも、まだ学ぶべきことが多い未熟さを抱えていることが強調されます。

一方、テーラー職人の川本が糸子を氷屋に連れていくことで、彼の優しさと糸子への理解が垣間見えます。川本は、糸子が自分の過ちを素直に認める姿を見て、彼女がただ強情なだけではなく、成長しようとする意志を持っていることを感じ取ります。ここでの川本の支えは、糸子が更に成長するための重要な要素となっています。

そして再び、サエが雨の中、紳士服店に戻ってくる場面では、彼女の本心が明かされます。イブニングドレスを作らせる理由が、ただの虚栄心や見返しではなく、彼女が愛する歌舞伎役者・春太郎の気を引きたいという切実な願いであったことがわかります。このサエの告白に触発され、糸子は自分の手で一流のイブニングドレスを作り上げることを決意します。この時代の背景を考えると、女性がファッションや外見を通じて自分を表現することは重要な自己表現の手段でした。サエがその象徴であり、糸子はその想いに応えるため、真剣にドレス作りに挑みます。

糸子とサエが共にイブニングドレスの完成に向けて奮闘する様子は、二人の絆が深まる瞬間でもあり、特にサエがこれまでの奔放な態度から一変し、真剣に取り組む姿は感動的です。ついに完成したドレスを身にまとい、サエが糸子をダンスホールに招待する場面では、華やかなドレスが持つ力と、それを通してサエが変わろうとする決意が表現されています。

しかし、物語は感動的なシーンだけで終わらず、春太郎の登場と糸子の「なんであいつやねん」というリアクションが加わることで、緊張感と笑いが生まれます。そして、奈津の父の死という悲しいニュースが物語の一端を締めくくり、感情の起伏が激しい回となっています。