映画とドラマに沼る主婦

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大河ドラマ『炎立つ』奥州藤原氏 とは?

奥州藤原氏は、平安時代後期から鎌倉時代初期にかけて、現在の東北地方一帯を支配した藤原北家の支流の豪族です。この一族は、1087年から1189年までの約100年間、陸奥国平泉を中心に出羽国を含む奥羽地方に勢力を張りました。

 

奥州藤原氏の始まり

奥州藤原氏の始祖である藤原清衡は、安倍氏の娘を母に持ち、父は藤原秀郷の子孫とされています。前九年の役安倍氏が滅びた後、清衡は清原氏の養子となり、後三年の役清原氏が滅んだ後、再び藤原姓を名乗りました。これが奥州藤原氏の始まりです。

 

政治と文化

奥州藤原氏は、朝廷や藤原摂関家に砂金や馬などの貢物を欠かさず献上し、事実上の奥州支配を容認されていました。また、奥州藤原氏中央政府の地方支配原理に合わせた政治を進め、朝廷内部の政争と無縁な地帯として平穏を保ちました。この一族は、奥州17万騎と言われる強大な武力と政治的中立を背景に、源平合戦の最中も独自の政権と文化を確立しました。

 

滅亡

奥州藤原氏は、源頼朝によって滅ぼされました。源頼朝鎌倉幕府を開いた後、奥州藤原氏源義経を庇護したことで頼朝の敵と見なされ、1189年に滅亡しました。

 

奥州藤原氏は、その独自の政治体制や文化、そして平泉に残る金色堂などの建築物によって、今日でも多くの人々に記憶されています。