2008年のNHK大河ドラマ「篤姫」の第43話「嫁の決心」のあらすじは以下の通りです。
このエピソードでは、将軍・家茂が亡くなった後の動きが中心となっています。天璋院(宮崎あおいさん演)は、家茂の死を受け入れることができずに苦しんでいます。一方で、和宮(堀北真希さん演)も家茂の死を受け止められず、髪をおろすことができないほど悲しんでいます。この行動は、死を受け入れることができないという意味があったのです。
また、幕府の権威が地に落ち、長州と薩摩が同盟を結び、出兵を拒否する藩が続出する中、家茂の死去の知らせが届きます。天璋院は、家茂の遺言で次の将軍が田安家の亀之助であるとされていましたが、幼すぎるという理由で慶喜が次の将軍に決まります。
天璋院は、家定と家茂を亡くした悲しみを乗り越え、これからの徳川を守るために生きる支えとする決意を新たにします。和宮は、家茂が京へ戻ることを許してくれると信じており、自分も京へ帰ることを望んでいます。しかし、天璋院は和宮に対して、幕府や徳川、大奥に対する思いを捨て、京へ戻るよう促します。